SFは見てて「まあ結構楽しめる」のに、どうにも見終わったあとでもやもやすることが多い。それはSFにつきもののタイムパラドックスの矛盾をきれいに拭ってくれてない作品に私がいらっとするからです。だからインセプションとか本当に練られた映画だと思う。
じゃ、TIMEはどうかというと、もろB級に認定です。設定は超面白いのに何しろ全部中途半端っていう(笑)
ただ、でもまあ、それでもいいんじゃないですかって思うのはきっと私がSFファンじゃなく、映画が好きなだけだからだね。
ボニー&クライドへのオマージュ。大学の視聴覚ルームにこもって初めて「俺たちに明日はない」を見たとき、フェイ・ダナウェイのかっこよさに胸を撃ち抜かれたことを思い出しました(笑)今回もヒロインのアマンダ・サイフリッドのコケティッシュな可愛さに目が離せない。
そしてイマイチ存在意義がきちんとされていなかったけど、彼らを追いかけるキリアン・マーフィー。相変わらずいるだけで怖いってすごい存在感。
というわけで、濡れ雑巾のようになって帰ってきた月曜日の夜、クーラーかけて楽しむにはちょうどよいエンターテイメントだったんですの。