ゆーったり、のーんびり台湾気分を過ごしませんか?
by formosa_market
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2005年 09月 07日
ずっと見よう見ようとは思っていながらこの邦題を手にするのが恥ずかしく後回しになっていたのに、急に台湾気分に浸りたくなりまして。2002年カンヌ出品作品。原題は「藍色大門 blue gate crossing」 (このままにしておいてくれたらこれほど借りるときに思い切らなくてよかったのに!)
往々にしてラブストーリーに点が辛く、青春さわやかモノにはひねくれてつい眉をひそめるわたしですが、これはおすすめ。
ヨーロッパとかに比べてみればけして「美しい」とはいえない台湾の街中をこれだけきれいに切りとれる、っていうことだけでもまず新鮮な驚き。夏の空、そよぐ木々が目に痛いくらい青く、眩しく、その中を疾走する自転車のさわやかなこと。かわってこっそり学校の柱に書き込む落書きや夜のプールはちょっとした秘密の香り。…印象的な影像はそのまま登場人物たちの息づかいを感じさせる。こんなキーワードは全部「いかにもありがちな」青春を匂わせるし、ストーリーだって直球勝負、それでもなぜか胸の奥をひっかかれた感じがしたのは、主人公たちが余りに「そこらにいる高校生たち(いやはや、行動もしゃべり方も)」でリアリティにあふれてたからか、それとも自分が「こういう取るに足らない」(でも当時は大事件だった)シーンのいくつかを記憶してるからか。
見終わった後自分が通り過ぎてきたはずの「藍色大門」を思わず振り返っていくつか思い出ボックスを開けてしまいました。かなり色あせてはいたけどね。
でもこれを「甘酸っぱくておすすめです」と言い切ってしまうことができるのは、自分がとうの昔に「藍色大門」を通り過ぎ、戻ろうにもすでに戻れず、そこを越えるまでに一大事だと考えていたいくつかのことに今は「それほどでもない」と言い切れるからかも。当時なにごとに対しても「誰にもわたしが理解できるわけがない」と斜に構えていた17の自分がこれを見てどんな感想を持つのか、無理なんだけどちょっとのぞいてみたい気もします。
ああ・・・ちょっと語りすぎ?一言斬りができません。
公式ページはこちら
台湾のも、このページが残ってました
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