昨日からむしょうに牡蠣が食べたくてうずうずしています。ずっと食べられないものリストのなかに入っていたものだというのに、おとなになった今は生牡蠣にレモンかけてシャンパンでつるりといきたいの!という欲求と戦うハメになるなんて。
台湾でフレンチを食べたことが一度しかないのでちょっと定かではありませんけども、普通の街中に限って言えば『大きい天然生牡蠣』(つまり私が今食べたいやつ!)にはお目にかかれません。出回ってるのは親指大くらいの小さな牡蠣。みんなはこれを「おあー」(蚵仔)といいます。「おあー」は多分台湾語(だよな)で、これが入った麺が蚵仔麺線、お好み焼きみたいなのが蚵仔煎。なかでも蚵仔煎は日本人に人気ですね。牡蠣のほか青菜、たまご、を片栗粉でつないだ感じのお好み焼き風。ポイントは上にかかってるソースで、これで味が決まる。店によって、または地方によってソースが違うのでいろいろ食べ比べてみるのもよいかな?
このお料理、鹿港っていう中部の港町が有名なのですが、行ってみると港のまわりでおばちゃんたちがすっごく小さい牡蠣をひたすら割りつづけてる。その隣には蚵仔煎の屋台があるんですけど、なんとも言いがたい光景で、あれみて私はちょっと食欲を失いました。
ただ鹿港自体は古い建物を意識的に残しているとってもすてきな町です。交通の便はかなり悪いですけど、チャンスがあればぜひお出かけください。
それにしても、誰かおいしい牡蠣(もれなくシャンパンつき)を食べにいきませんか?