ゆーったり、のーんびり台湾気分を過ごしませんか?
by formosa_market
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2006年 09月 13日
「見えない」からこそ、「知らない」からこそ「怖い」ものっていろいろあるけどその最たるものは生と死かもしれません。
人から聞いた話ですが、乳児には胎児期の記憶が三歳くらいまでは残っているといわれていて、急な環境の変化に対するストレスが恐怖心と結び付いて寝ぐずりに影響するらしい。新たな世界に出てくるっていうのはだからきっとすごく怖い経験に違いない、すっかり忘れているとはいえね。そして後者についてはいわずもがな。誰も経験談を話せないし、話している人がいてもそれを信じる根拠が見つからない。その死を前にしてどんな態度をとるか、もちろん人それぞれなんだけど、これほど肩の力の抜けた最期の描き方をした映画ってなかったかも。日本人には恐ろしくウケがわるいんじゃないかと思われますが、皮肉に満ちた内容も登場人物の行動もとても魅力的でした。
話の中心は享楽的社会主義者である父と証券会社で働き資本主義世界で成功を収めた息子。反目しあいながらも父を喜ばせようとする息子のやるある意味行き過ぎた行動が愛らしい。父の嫌う「資本主義で儲けた金」を惜しみなく使って、あるときは人を買収までする様は滑稽なんだけどかっこいい。稼いだ金をこうやって使える潔さはスカッとするね。
延々つづく説教くさい、それでいて下品な話に耐えられない人でも最後はこう思うはず。「パパ、幸せもんだなあ」
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