東京に雪が降った日、台湾から春の便りが届きました。
おまたせしました。
今年も冬片入荷です。
わたしのうっかりのせいで入荷が遅れてしまって本当にごめんなさい
さて、毎年恒例の冬片。もういやというほど語りましたが、春節前のお約束でございます。Formosaで仕入れるのもすでに4回目になりました。毎年のことなんですが産地や気候によって出来も、ついでに値段も様々で、なぜかこのお茶に関しては値段が高いからおいしいというわけでは決してないのが不思議なところです。寒い冬にしっかり春の緑を溜め込んでいるみたいなこのお茶、今年は温暖化の影響でかなり出来がいい、って話は聞いていましたがうわさは本当でした。去年は南投と阿里山を入れましたが、今年は南投と杉林渓の2種類を。
・・・というわけで今年の年下君はいかに? (なぜかこのお茶のファンの方、そろって「このお茶は年下君って感じ」と口になさるので、笑)
南投・・・去年は本当に驚くほどおいしかったので実は今年は出来が心配だったのですが・・・。
今年のはゲレンデの恋みたいな感じ?・・・ってわたしはスキーはしませんが、もうなんだかハートが溶かされちゃう感じです(大笑)実は入れ方を失敗すると「クールすぎてついてけないわ」って感じになるんですが、蒸らし少し長めにとるとほんとに甘くて、気がつくとうっとり見つめていました、みたいな。でもね、山を降りると熱い一日が嘘だったみたいに後味さっぱり。
杉林渓・・・杉林渓はどのお茶よりも竹のすっきりした香りがたって、きりり、という表現が似合うお茶。その杉林渓の特徴をちゃんと抑えつつのこの冬片。いやあさすが。
年下くんのクセに「女心を熟知していてだめだとわかっていてもおぼれてしまう」感じですか?
さて、いかがでしょう?
どちらもやはりポイントはアンバランス!におい立つ甘さ、口に入れたときの甘さと青さ、そしてあとに残るさっぱりの不思議なバランスをお楽しみください。
2種類の春の香りは
こちらから味わえます。