ゆーったり、のーんびり台湾気分を過ごしませんか?
by formosa_market
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
Formosa Market
カテゴリ
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
2005年 07月 13日
「アメリ」をつまらなかったと斬って捨てた(多分期待が大きすぎたのだ。10年前なら好きな映画に入れてるかも)にもかかわらずこの映画のレビューを書こうとしているわたしは相当なひねくれものでしょうか。
2003年のカンヌで賛否両論で荒れに荒れたというだけあります。『究極の恋愛映画』という人もいるだろうけど『どうしようもなく独り善がりなナルシスト全開映画』ともいえるから。例によってひとことで斬るなら映画よりもよりアート、一枚の絵を見せられてそこにかくれたストーリーを想像してみたりする美術館での午後を思い浮かべてくださいませ。ずっと内向的。
ヴィンセント・ギャロってアートでも活躍している人らしいですし、監督、主演をはじめなにからなにまでひとりでやってのけたこの作品は本当に映画って括るより彼の芸術作品なのかも。
わたしにとってアートが時にそうであるように前半は冗長でつまらない。ペシミストと一緒に旅行するなんて現実でも映画でもごめんだわ、と思って見つづけるんだけど、でも全てが最後の10分のためにあるのです。最後の10分でアートは突然「映画」に変わる。
問題はここ。傷つけあわずにいられないという恋が存在するなら、こういう描きかたもありなのかもしれない。それでも嫌いと放り出すことができない寂しさと愛しさ、みたいな。何度も言うけど、わたしはごめんです!でも「なにか」は確かに感じます。
ところで、この映画に何度か出てくるキスシーンがとってもすてきだった…のはヴィンセント・ギャロがセクシーだったから?情けない男は大きらいだけど、退廃的な雰囲気は好き。劇中の彼、確かにちょっとほっとけないわ、的雰囲気を漂わせてて、きっと女の子は手をさし出したくなるんだな。
情けない男がそれを全面に押し出すような話は好きじゃないの!と片づけたいはずなのに、でも週末はかれのもう一本の作品を見ようと思っています。そうしたらこの「うまく言葉にできないもやもや」が晴れるのかしら。公式ページはこちら
|