ゆーったり、のーんびり台湾気分を過ごしませんか?
by formosa_market
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2005年 10月 06日
2001年フランス映画。八人の女たち/スイミング・プールで話題のフランソワーズ・オゾン監督作。8月の終わりごろに見たのですが、今ごろ思い出してレビュー。そのわけは…
写真日記に触れてないですが、マドリッドの夜を楽しむために(というか夜しか滞在してないけどね)夜中まで街中を歩き回っていました。いかんせん、ガイドブックを読んでいないため、どこがどう、ってよくはわかんないけど、どうだろう?日本でいうと青山とかちょっとスノッブな感じのお店が点在している界隈に迷い込んだんですけども、そこで通りぬけた広場が「どうやら私がいちゃいけないところ」だったみたいなんだよね。ええ、つまりはほぼ80%は男子、女の子もいるにはいたけど男女混合の大きなグループになってる。ほかベンチや地べたに座ってるのはカップルだらけでしたけども、すべて男の子たちでした。
いや、いろいろ見てきたけど、あれほど「数」で見せられるとかなり目に訴えられますね。お互いのジーンズのポケットに手を入れて歩いてる男の子たちが目の前に現れ、路上に止まってた車の中での熱烈キスを見つけた時点で気がつくべきでした。とはいえ横目でこっそり見た挙句「こんなに美しい男の子たちが集まってるのはスペインではじめてみたよう」という感想を持ってしまったあたり(本当に写真を撮って帰ってきたかった)私もどうかと思いますけど。
それで「くやしいなあ、たとえ私がものすごい美人だったとしても、この中で私に興味をもってくれる人はいない(もしくはごくごく少数)」と思ったら、ふとこの映画を思い出しました。彼らが女の人を見たらもしかして時にこんな風にみえるのかもね、という…つまり、なんと言うか全面「できれば見たくない女の性とか業とか」でいっぱい。少しでも愛情ある目で見たら帳消しにされそうなところも容赦なし。私は違うよね?と言い切れないところがまた底知れぬ恐さ。延々それを見せ付けられるせいか、最後の海のシーンは静かで美しかったです。もちろんそこには主人公(シャーロット・ランプリングすごい!)の内なる狂気が隠れているのですが。
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