このところお食事に誘っていただくチャンスが多くて、イタリアン→イタリアン→フレンチと連続でお出かけ。今日は一度はいってみたかったシェ・イノへ。京橋は遠かったけど足を延ばしたかいがありました。メインのスズキ、おいしかった!酒が飲めなかったのだけが残念でした。で、帰ってきたら実家から鱈が一匹届いてて、刺身に舌鼓(何度にもわけで味わいつくすわ!母、ありがとう)。舌かわいがりすぎだなあ。でもこれで終わりなわけじゃないの。
とうとう冬片が届きましたよー。
そもそも冬片ってなんだ?って方のためにちょっと説明すると・・・冬片とは冬茶を収穫した後に、摘まれる茶葉のこと。気候によって取れたり取れなかったりするため、生産量が少なく、手に入りにくいお茶です。お茶屋さんでも春節前あたりに「ありますか?」と尋ねて初めて奥からそっと出してきてもらうようなもの。
というわけで一部では「幻の!」なんて貴重品扱いされることもあるわけ。
今年の冬片は2種です。去年と同等のものを値切って少しばかり安く(笑)、そして超高級な杉林渓のもの。新商品のページを用意する前に早速我慢できずいただきました!で、その感想は・・・ひとことなら芳醇とかそういう言葉がよいのかもしれないなあ、今回は。
例によって香り(意外にも『みどり』な感じなのです)と春を溜め込んでるみたいな甘い味のアンバランスが面白いんだけど、今回はうまい言葉が見つからなくて、ちょっと頭を抱えました。今まで飲んだことのない味、なんだかすごく濃厚なのです。
両方のお茶を一緒に開けるというバカなまねをしたので、安いほうの冬片はかすんでしまいましたが、もちろんがぶがぶ飲むには言うことなしのお茶です。
ちなみにこのお茶に限っては一煎めが命です。洗茶が習慣の方、今回だけは洗茶なしでどうぞ。
・・・ところで、これ、両方セットのお試しセットなんか作ったほうがいいのかしら?