もらいもの、その2はなんと中国茶。それもわざわざアメリカから。お客さまから送っていただいているあたり、わたしもどうかと思いますが(笑、Hさまどうもありがとうございます)
このお茶、大兎嶺といいます。ひとことで言えば「高くて手が出ない」お茶(笑)。標高が2600m以上のところで取れるものなので収穫量も少ないうえ、高級茶葉を買い占める華僑たちが国外に持ち出しちゃうため、あんまり台湾にも残らないらしい。
過去に一度Formosaのお客様に数量限定で原価でおすそ分けしたことがあるんですが、わたしもそれ以来ご無沙汰でした。
やはりそうそう手が出ない「貴族のご夫人」って感じです。仮面舞踏会で豪華な衣装とかわいらしいおしゃべりに恋におち、あの手この手で口説くわけです。なんとか仮面を取らせてみれば予想以上に高貴なお方、そして意外にも成熟した大人の女でした・・・みたいな(笑、意外に茶葉を人にたとえてレビューしてみたら「わかりやすい」といわれたので調子に乗ってます)
お湯を注いだときに一瞬果物のようなさわやかな甘い香りがきます。すぐにそれは濃い緑の香りに変わります。一煎めはさらっと入れて緑の青さを満喫したら二煎めからじっくり。青さも残りつつ「芳醇」っていうのにふさわしい味と香り。
春茶で手に入れば仕入れてみようと思います。