今回もやってくれました。ありがとう!
クリスマスにぴったりの「肩の力抜いて」「ビールでも飲みながら」「いい男たちにニヤニヤして」「トリックにクスっと笑える」気持ちいい映画です。
ピカレスクロマン大好き、ジョージ・クルーニーも大好きなわたしにとってはいつでもウェルカムな続編だけど、正直3作目ともなると質がおちるんじゃ?とかって心配にもなる。でも相変わらずソダーバーグ節は健在です。小さいネタ、1度見ただけでは拾いきれなかった気がする。
音楽も軽快、前作のヨーロッパみたいに景色を楽しむことはできないけど、ゴージャスベガスに妙にはまってるエレン・バーキン(キャスティングが見事です!)とかそ知らぬ顔してまた登場してるヴァンサン・カッセル(今回はカマキリ顔が妙に間抜けて見える)とか、イェンに劇中で「ブタみたいな顔」とこそっとののしられた世界一セクシーな男のつけ鼻とか、ただ見てるだけで笑えるんだよね。
でも結局何が面白いって・・・わけわかんない最新機器がずらりと登場しても本人たちがやってることは大昔のどろぼうと同じ。そして金儲けよりは仁義(?)に動くあたりもルパン三世みたい往年の大泥棒を彷彿とさせる。そのどうしようもないアナログっぷりが私は多分好きなの。泥臭くて古臭い。たんすに長いことしまってあった大好きなお洋服みたい。それでもやっぱり好きなんです。そしておそらくきらいな人にはそれが面白くない理由になりそうな気がします。
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