はっきりいって超がつくほどくだらない映画です。タイトルどおり「ドリュー・バリモアとデートする」という目的のために奔走するおばかな男を描いただけの映画だから。27にもなったいい男がそれだけのために1ヶ月を無駄(?)にして「最大の夢の実現」(おおげさ!)に挑む・・・でもアホくさいんだけどこれが面白いんだなあ。
見ているこっちは明らかに「あほくさ、くだらない」って思うんだけど、大の男がこれだけまで純粋に「夢」を追いかけている姿はいっそ輝いて見えるほどで、気がついたらつい応援してしまっているから不思議。
時に犯罪スレスレ(か?いや、犯罪らしきものも一度は含まれている)でもストーカーしたり無理じいしたりはナシの「ドリューに近づく作戦」の数々を眉をひそめず笑ってみていられるのは主人公のブライアンのオタクすぎもせず、かといっていい男ではけしてないルックスのおかげもあるかもしれない。でも多分今の世の中なにをするにも一番早そうなネットという媒体を最後に取っておいて、なんとか生身のヒトとヒトとのつながりを使って作戦を成し遂げようとするあたりが楽しいのかもね。
さて、ここで考えた。わたしはブライアンになることはこれからも絶対ないと思うけど(笑)ブライアンみたいな知り合いを持つ可能性はある。もしそうなったらこんな夢見てるイイ大人を
1)笑ってゆるく眺める
2)進んでお手伝いする
3)バカにする
うーん、どうかな?
作中関わった人たちの反応もいろいろでした。そして勝手に「夢」にされてたドリューはどうだったのか?映画を見てのお楽しみ。
この映画はほんと企画の勝利。日本だったら電波少年みたいなものかな?
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